現役作業療法士の健康ブログ

真実はいつもシンプル

読書ブログ④


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はじめに

更新が滞ってしまいまして申し訳ないです。

作業療法士の健康ブログです。

 

本日も3冊の本をご紹介していきます。

 

 

からだと病気のしくみ講座/仲野徹

血液や循環などの基本的な話をわかりやすく関西弁でまとめてある本。

医療者には必須の知識となりそうだが、一般人でもこのぐらいの内容は抑えておきたいところ。とくに最近流行りの「免疫力」「アレルギー」など、歪曲して一般的に伝わっているものが多いため、基礎に立ち返る意味でもオススメしたい。

環境や道具の進化は、人間の退化と私は、考えているがまさにそのとおりなのかもしれない。生きる死ぬなどの基本的な欲求が満たされると、ついつい余計なことを考えてしまうのが人間のようだ。

 

世界でいちばん非常識な幸福論/永崎裕麻

世界一主観的な幸福度が高い国に移り住んだ日本人の書いた話。

日本よりずっと客観的幸福度は低い(gdpや寿命など)のに、なぜか自分たちのことを幸せと思えるフィジー人。

私が感銘をうけたのは、テキトーということ。おつりの額が間違っていたり、時間通りに動かなかったり、きっちりした日本人からは想像もできない文化のよう。物質や環境はどんどんと良くなり世界一の長寿国である日本。しかし精神的には幸せと思えない。いまこそ、フィジー人のような生き方が必要とされるのではないかと思った。

しかもフィジー人が実践している4つの生き方は今の若者たちが実践している方法ととても似ているようだ。「最近の若者は‥」と言っているひとはつべこべ言わずに読んでみたら考え方がほぐれるだろう。

 

人を動かす「超」話し方トレーニング/苫米地英人

他人とコミュニケーションをとるときに大事になる要素のひとつに話し方があげられる。話す内容など大して重要ではないことは諸研究で明らかになっている。仲良くなれるのはなぜか?営業で成績をあげるのはなぜか?それは話し方の技術を心得ているかどうか。私達医療職はもとより一般の人も知っておいて+の情報ばかりであったため、紹介する。

私は慢性痛の原因は関節や筋肉などの物理的なレベルに原因はないと考えている。その証拠に日々の臨床において、話し方がかわるだけで患者の痛みがなくなることもしばしば。

世の中があまりにも物理的な世界を重要視するあまり、抽象的なものの大事さを忘れているように思える。


 

まとめ

今回もおすすめの本をご紹介しました。

 

どんどんインプットして思考のレベルをあげていきましょう!

 

サヨナラ〜

 

読書ブログ③



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はじめに

今回も読書ブログを。

健康に関しての本を3冊ご紹介。

 

「運気を磨く/田坂広志」

今日本がどれだけ恵まれている国かを再確認するとともに、様々な具体例をあげ、浄化や考え方を記してある本。

自然に浄化力の偉大さ

日々の言葉に気をつけること

すべて起きることは自分の責任

悪いことも意味のない出来事はない

という語録が印象的。

 

この本を読んでみて、確かに恵まれているということはすっかり忘れているということに気づく。生き死にの欲求が満たされると、人間はその他の余計な部分に目が行く。

私のブログでも以前に紹介したが、体と心の両方の疲労がある。心の解決方法は自然にふれあうこと。自然に触れることだけでコルチゾールというストレスホルモンが減るとの報告もある。

とても抽象的な表現もあるが、具体的に考えすぎて疲れている現代人には良い本だと思った。

 

 

「医者がすすめる少食ライフ/石黒成治」

世界的に長寿の地域の一つである沖縄。野菜中心で、食べすぎない、飲みすぎないことを重視している。

わかっているけど、習慣化できないのは、前頭前野大脳基底核が関係しているため。

習慣化するための、食事やデトックスについての知識が分かりやすくまとまった本となっている。

 

私は一日1.5食しか食べない食事スタイルを、もう5年以上続けている。たくさんの書籍やセミナーで学んできたが、結論は「どう食べない工夫をするか?」だった。〇〇が体に良いとか、〇〇を食べると調子が良くなるとか、食べる前提に謳ってあるものでありふれている。

癌という字は口が三つに山という字から成る。山のように口から摂取することで引き起こす病ということは漢字の成り立ちからも教えてくれている。

 

 

「10秒で好かれるひとこと 嫌われるひとこと/佐藤綾子」

パフォーマンス心理学の第一人者である佐藤綾子氏が日常の様々な場面で使えるテクニックがまとめてある本。

言語と非言語が与える割合を御存知か?

ほとんどが非言語からの情報が相手に伝わる。言葉以外にも目線や表情なども細かく書いてある本なので、すぐに実践に使えそう。

悩み事の多くは人間関係。それを解決するための良書といえるだろう。

私は作業療法士という患者さんと日々接する仕事をしている中で非言語コミュニケーションの重要性はとても感じている。

どういう技術や考え方を使うか?ではなく、その技術や考え方をどのように使うか?を意識するだけで治療成果は飛躍的に向上する。小手先の技術だけをひたすら追い求め、治せないのは技術の未熟さ故と思っていた10年の下積み時代があるので、間違いない。一般の方だけではなく、プロの方もご一読を。

 

まとめ

今回も読書ブログを書きました。

調べて学ぶことで前頭前野が活性化し、扁桃体(不安や恐怖の中枢)を抑制することができます。

 

知らないことで知っている人からいいように搾取されるような世の中になっています。

 

私もまだまだ知らないことだらけですので、一緒に学び、思考し続けましょう!

 

サヨナラ〜

 

 

令和5年1月試験のFP3級合格までの流れ(学習方法や使用した電卓などをご紹介)


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FP(ファイナンシャルプランナーという

国家資格をご存知ですか?

今回私はFP3級技能検定(令和5年1月22日)を受験しました。

自己採点では学科56点/60問、実技14点/20問と合格ラインの6割は超えていました!

本日、FP協会のホームページを確認したところ完全合格となりました。

みなさまに受験日までの経験をシェアしたいと思います。

この記事を読むと

  • FPとは?
  • 試験当日の雰囲気や心構え、必要なもの
  • 試験まで勉強方法、期間
  • 終えてみてどう生活に活かせているか

がわかります!

 

 

FP(ファイナンシャルプランナー)とは?

どういう資格か?

日本FP協会によりますと

一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家。

どのことです。

 

なぜ受験したか?

今のご時世、お金のことで悩む方も多いように私もその一人でした。

 

「老後に2000万もいる」

「年金がアテにならない」

「物価は上がり続けるばかり」

など恐怖を煽るような報道や情報にまんまと煽られてしまいました。

 

知らないことが怖さの原因と日頃からかんがえていますので、まずざっくりとお金や経済などの仕組みを理解するためにFP試験は最適だと考えました。

 

 

試験当日について

実際の試験の雰囲気

私が受験したのはアーティストがコンサートを行うような大きなイベント会場でした。

 

同日にFP3級、2級、その他にも違う試験もあったようで会場はごった返していました。

 

ベンチや椅子などはほとんど埋まっており、皆さん立ったまま参考書の復習をしていました。

 

人数

FP3級だけの話ですが、ざっと計算して約400人の受験者が同じ会場で受験をしました。

 

寒さ

これが一番想定外だったんです。

会場内はもちろん暖房がきいているんですが、大きなイベント会場ということもあり、とても寒かったです。

今後1月に受験される方は十分な寒さ対策をおすすめします!

 

持っていたほうが良かったもの

計算機はもちろんですが、時計は100均一で腕時計を買っていきました。

会場の時計が受験者の後ろの壁にかけてあったために、時間がわかりませんでしたので助かりました。

 

計算機

FP試験の中で計算機を使用した方が速く解ける問題があります。

周りの受験者を見回しましたが皆さんベーシックないわゆる普通の電卓を使用していました。

普段見ないような機能やボタンがついているのは使用できないようですので注意です。

ちなみに私が使用したのはこちら。

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実際に試験で使用できたため、これなら間違いないです。

 

試験の時間配分

学科は120分、実技は60分でした。正直学科は時間があまり、余裕がありましたが、実技はぎりぎりで時間内に終わりました。

今後受けられる方は実技の時間配分には要注意ですね。

 

 

試験日までについて

どんな勉強したか→勉強の仕方の勉強

まず試験を受けるにあたり、どのように勉強することが効率が良いのか、勉強の仕方を勉強しました。

それがアウトプットと教えることです。

参考書を読む→家族やSNSで人に教える→アプリで過去問を解く

というプロセスでやっていきました。

 

何時間どのような勉強をしたか

私は約3ヶ月前からぼちぼちとはじめました。医療職なので仕事に関係する分野は比較的に頭に入りやすかったんですが、不動産や税金関係など聞き慣れない分野はとても苦労しました。

一日あたりにむりやり換算すれば一日15分程度しか勉強していません。

最後の2週間は過去問を解き、間違ったところを修正するという作業を繰り返しました。

 

使用した参考書、アプリ、ユーチューブ

参考書はこの本を参考にしました。本屋に行き実際にパラパラとめくってみたんですが、この本が一番ページ数が少なく、わかりやすかったから選びました。


アプリは「FP3過去問道場」を使用しました。

無料でありながら解説もしっかりとまとまっているので、参考書が開けないときはアプリで勉強しました。

また参考書やアプリでどうしてもイメージがつかない際は、FPのYouTubeの動画を活用しました。

 

 

実生活への活かし方

受験してよかったか?

とてもよかったと思っています。

日本人はマネーリテラシーが低いとされています。お金や経済に関しての話は何故か後ろめたさがでるものです。

今回の試験で浅く、広く多くのことを学べたので大変よかったです。

いろんな方々に受験をおすすめします。

 

結局何に生かせたか?どう行動したか?

実生活において行動に移した点として

、保険の見直し

キャッシュフローの確認

、投資

などですね。

 

今回受験をしていなければ一生手を付けなかったでしょう

 

 

まとめ

今回FP3級という国家試験に合格するまでの軌跡をまとめてみました。

お金に対しての不安がだいぶ晴れましたし、行動にも移せましたので、受験してよかったなと心から思っています。

またなにかにチャレンジすることは充実していますし、とても楽しかったです。

 

またなにか目標をみつけチャレンジしたいと思います!

 

サヨナラ〜

 

読書ブログ②自然治癒力について、おすすめの本をご紹介します。


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はじめに

今回は、健康を保つための最大の秘訣といったも過言ではない自然治癒力について学んだことをお伝えします。

 

皆さんは、体にもともと備わっている自然治癒力を知っていますか?

 

この機能を知ることで「動物は勝手に治っていくもの」という認識ができ、より体や健康への安心感がわくと思います。

 

自然治癒力とはなんなのか?

自然治癒力とは、人間・動物などの心身全体が生まれながらにして持っている、ケガや病気を治す力・機能を広くまとめて指す表現。

自然治癒力/ウィキペディア

とされています。もともと自然に治るようにできているんですね。

 

確かに野生の動物などは怪我や病気をしても病院も薬もありません。

 

そんな動物達はこの自然治癒力によって治すしかありません。人間も動物ですので同じことがいえるでしょう。

 

身体のホメオスタシスは免疫系、自律神経系、内分泌系の三つの中枢機能によって制御されている。

自然治癒力 健康・長生きのための方法論/海老原雄二

具体的にいうと、自然治癒力の柱は3本。

免疫系は外部からの刺激に対しての抵抗力。

自律神経系は内蔵機能に関わる。

内分泌系はホルモンによりバランスを整える。

これらの3つが共同しあい、バランスがとれるんでしょう。

 

どうやったら自然治癒力があがるのか?

自然治癒力を活性化させる方法は、様々な本や文献で紹介されています。

 

その中でも気軽にでき、毎日取り組みやすいものをご紹介します。

唾液の毒消し力の研究でも刺激唾液が非常に優れていることが述べられている。発ガン物質に対する唾液の毒消し力の効果が発表されている。

自然治癒力 健康・長生きのための方法論/海老原雄二 

この筆者がいうのは、しっかりと咀嚼すること。咀嚼することで唾液の分泌量が増え、様々な外部から細菌、ウイルスなどへの抵抗力があがるといっています。

 

また、咀嚼することで顔面の筋をよく使い、免疫力の高い組織である扁桃が刺激されます。

食べ物や空気というのは雑菌やウイルスが多量に含まれますので、それを侵入口でシャットアウトできるということになります。

 

よく「笑うと免疫力があがる」と巷で聞きますが、笑うことで使う表情筋が扁桃腺を刺激すると考えれば、あながち迷信ではなさそうですね。

 

他にもこんな本もありました。

首まで浸かって全身を温めるのは、免疫力を高める上でもすごく大切なことです。

免疫力を高めれば、薬はいらない!/安保徹

お風呂にしっかりと浸かり体を温め、リラックスすることでリンパ球が活性化し免疫力が上がるようです。

 

自律神経は2つに分かれます。一つはアクセルの役割をする交感神経、そしてブレーキの役割をする副交感神経。

 

アクセルを踏み続ければ当然体は壊れます。適切なリラックスをとることで副交感神経が活性化。そして回復が促進されます。よって免疫力があがり自然治癒が促進すると。

確かに腸など免疫に関わる臓器が1℃温度が低下すると30%免疫力が下がるといわれています。

体を冷やすこと、冷たいものを常飲することなどは避けたいところです。

 

まとめ

今回は、自然治癒力について調べてみました。基本的に人間は勝手に治るもの。改めて余計なものはいらないんだなと再認識させられました。

なにかを付け加える前に、どう引くか

今一度考えてみてはどうでしょうか?

 

これからも皆さんにとって

有意義なブログになるように努めて参ります。

 

それでは

サヨナラ〜


読書ブログ①「そんな考え方があったか!」と思わせてくれる本をご紹介をします。

なぜ読書ブログを始めたか?

健康になりたい、維持したいというなかで必ず私が必要だと考えることがあります。

 

それは学び続けることです。

学び、思考することは脳の前頭前野を活性化し、より抽象的な思考ができるようになります。

 

抽象的な思考は恐怖や不安を軽減する効果があるとされています。

 

学び思考するツールとして、いろいろありますが、やはり本が一番だと思っております。

 

そこで、読書家であり、作業療法士という国家試験有資格者でもある私がオススメする本を実際に読んでいただくことで、学びや思考の機会を提供できればと思い、始めることにしました。

 

いつもブログを読んでいただき、大変嬉しく思います。読者も100人をこえ気が引き締まる思いです。少しでも皆様にとって有益な情報を医療者の視点からご紹介していきたいと思います。

 

一緒に学びましょう!

 

本の紹介

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引用:生物学的に、しょうがない!/石川幹人

 

書籍名 生物学的に、しょうがない!

筆者  石川幹人氏(進化心理学者)

 


 

 

 

はじめに

実生活を送る上での様々な悩み。それを「生物学的に」捉えることで、諦められるようになる。土台無理な話なら、悩む必要もなくなりますよね?

この本は生物学的に頑張ってもしょうがないことについて書かれています。

読んだあとには少し気持ちが楽になるでしょう。

 

あらすじ

筆者の石川幹人氏が人間におきる様々な悩みについて生物学的な視点から解説をさせています。

 

印象に残った点について

あなたには「あなたの遺伝子」が、他人には「その人の遺伝子」があります。だから、他人にできることであなたにできないことがあるのは、当然です。

引用:生物学的に、しょうがない!/石川幹人

幸福な人生を送るために、まずやるべきこと。それは、一人の人間として、どれをがんばるべきで、どれを諦めるべきかを見極めることだと、私は考えます。

引用:生物学的に、しょうがない!/石川幹人

要するに他人と比べるなということ。生物学的に比べること自体がナンセンスということ。

ということは体の作りも、弱点も、健康への対策も人によりバラバラということになります。

 

環境に生物学的に適応するメカニズムにおいて、遺伝情報の当然変異がその原動力になっています。その突然変異が病気をも、もたらすのです。そのため私たちは、生物として生きていく以上、病気になるのは仕方ないのです。

引用:生物学的に、しょうがない!/石川幹人

ここまではっきりと病気になるのは仕方ないといわれると逆に清々しいですよね。

生物として適応するために病気も仕方ないと抽象的に捉えることで、病気になるのを恐れ過ぎたり、過度に警戒したりすることはなくなりそうです。

 

 

自分の感想や実生活への活用

この本を読んだあと、いい意味で諦めることが多くなりました。

 

本書では生活において、ついついやってしまうこと、やめられないことについて書かれていますので、自分の今の状況に合わせて取り入れやすくなっております。

 

病気や怪我、老後の心配など、テレビなどで過度に不安を煽ってきます。その対策として欲しい情報は自分でとる。そして考えてもしょうがないことはいっそのこと考えない。そうしてしまえばとても楽に生活できることでしょう。

 

まとめ

今回は石川幹人氏の「生物学的に、しょうがない!」という本を私なりに解釈致しました。

 

読者の方の中で、オススメの健康に関する本があれば教えていただけると、参考にします。

みんなで学びましょう!

 

それではサヨナラ〜