なぜ読書ブログを始めたか?
健康になりたい、維持したいというなかで必ず私が必要だと考えることがあります。
それは学び続けることです。
学び、思考することは脳の前頭前野を活性化し、より抽象的な思考ができるようになります。
抽象的な思考は恐怖や不安を軽減する効果があるとされています。
学び思考するツールとして、いろいろありますが、やはり本が一番だと思っております。
そこで、読書家であり、作業療法士という国家試験有資格者でもある私がオススメする本を実際に読んでいただくことで、学びや思考の機会を提供できればと思い、始めることにしました。
いつもブログを読んでいただき、大変嬉しく思います。読者も100人をこえ気が引き締まる思いです。少しでも皆様にとって有益な情報を医療者の視点からご紹介していきたいと思います。
一緒に学びましょう!
本の紹介
引用:生物学的に、しょうがない!/石川幹人
書籍名 生物学的に、しょうがない!
筆者 石川幹人氏(進化心理学者)
はじめに
実生活を送る上での様々な悩み。それを「生物学的に」捉えることで、諦められるようになる。土台無理な話なら、悩む必要もなくなりますよね?
この本は生物学的に頑張ってもしょうがないことについて書かれています。
読んだあとには少し気持ちが楽になるでしょう。
あらすじ
筆者の石川幹人氏が人間におきる様々な悩みについて生物学的な視点から解説をさせています。
印象に残った点について
①
あなたには「あなたの遺伝子」が、他人には「その人の遺伝子」があります。だから、他人にできることであなたにできないことがあるのは、当然です。
引用:生物学的に、しょうがない!/石川幹人
②
幸福な人生を送るために、まずやるべきこと。それは、一人の人間として、どれをがんばるべきで、どれを諦めるべきかを見極めることだと、私は考えます。
引用:生物学的に、しょうがない!/石川幹人
要するに他人と比べるなということ。生物学的に比べること自体がナンセンスということ。
ということは体の作りも、弱点も、健康への対策も人によりバラバラということになります。
③
環境に生物学的に適応するメカニズムにおいて、遺伝情報の当然変異がその原動力になっています。その突然変異が病気をも、もたらすのです。そのため私たちは、生物として生きていく以上、病気になるのは仕方ないのです。
引用:生物学的に、しょうがない!/石川幹人
ここまではっきりと病気になるのは仕方ないといわれると逆に清々しいですよね。
生物として適応するために病気も仕方ないと抽象的に捉えることで、病気になるのを恐れ過ぎたり、過度に警戒したりすることはなくなりそうです。
自分の感想や実生活への活用
この本を読んだあと、いい意味で諦めることが多くなりました。
本書では生活において、ついついやってしまうこと、やめられないことについて書かれていますので、自分の今の状況に合わせて取り入れやすくなっております。
病気や怪我、老後の心配など、テレビなどで過度に不安を煽ってきます。その対策として欲しい情報は自分でとる。そして考えてもしょうがないことはいっそのこと考えない。そうしてしまえばとても楽に生活できることでしょう。
まとめ
今回は石川幹人氏の「生物学的に、しょうがない!」という本を私なりに解釈致しました。
読者の方の中で、オススメの健康に関する本があれば教えていただけると、参考にします。
みんなで学びましょう!
それではサヨナラ〜